第2回不動産市況DI調査結果の概要〔平成28(2016)年12月13日公表〕
2016.10.01Ⅰ. 調査の概要
平成28年10月1日を基準とし、過去半年(平成28年4月1日~10月1日)の不動産市場の推移に関する実感と、この先半年(平成28年10月1日~平成29年4月1日)の不動産市場の動向に関する予測について、(公社)石川県宅地建物取引業協会会員に対しアンケート調査を実施し、(公社)石川県不動産鑑定士協会が石川県不動産市況DIとして集計、分析したものです。
なお、本アンケート調査は、毎年4月と10月の年2回実施します。
(発送数:968 有効回答数:229 回答率:23.7%)
Ⅱ. 本調査の地域区分
本調査では、石川県内を下記の通り区分し、アンケート調査を実施しました。
また、区分した各地域を下記の【区分名】のように称することとし、記載にはこの区分名を用いています。
【区分名】 1.【奥能登地区】輪島市、珠洲市、能登町、穴水町 2.【能登地区】七尾市、志賀町、羽咋市、宝達志水町、中能登町 3.【県央地区】金沢市、かほく市、内灘町、津幡町、野々市市 4.【手取川地区】白山市、川北町 5.【南加賀地区】小松市、能美市、加賀市 |
Ⅲ. 回答者の属性
回答者の属性の詳細は本文(p.1参照)記載の通りです。
Ⅳ.集計結果の概要
(1)地価動向(県全体)について
① 住宅地
実感値は+5.5とやや良好。前回調査に比べ5.0pの改善となった。
予測値は1.4pと悪化。前回調査に比べ6.9p悪化。
今回調査時点の地価動向は、地域ごとで見ると県央地区が最も高く+20.2p、また最も低かったのは、
奥能登地区の▲100.0pであった。
② 商業地
実感値は+21.5pと良好。前回調査に比べ2.1pの悪化となった。
予測値は+10.2pと悪化。今回調査時点に比べ11.3p悪化。
今回調査時点の地価動向は、地域ごとで見ると県央地区が最も高く+43.0p、また最も低かったのは、
奥能登地区の▲100.0pであった。
(2)石川県全体の不動産市場の動向
① 土地・新築戸建
実感値は+6.3pと改善。前回調査に比べ2.4pの改善となった。
予測値は▲5.6pと悪化。今回調査時点に比べ11.9p悪化。
今回調査時点の地価動向は、地域ごとで見ると手取川地区が最も高く+40.0p、また最も低かったのは、
奥能登地区の▲66.7pであった。
② マンション
実感値は▲11.4pと改善。前回調査に比べ9.9pの改善となった。
予測値は▲18.8pと悪化。今回調査時点に比べ7.4p悪化。
今回調査時点の地価動向は、地域ごとで見ると奥能登・手取川地区が最も高く±0.0p、また最も低かっ
たのは、能登地区の▲50.0pであった。
③ 中古住宅
実感値は▲2.4pとやや悪化。前回調査に比べ1.8pの悪化となった。
予測値は▲2.8pと悪化。今回調査時点に比べ0.4p悪化。
今回調査時点の地価動向は、地域ごとで見ると手取川地区が最も高く+50.0p、また最も低かったのは、
奥能登地区の▲33.3pであった。
Ⅴ.その他詳細については、本文ご参照ください。
⇒ 第2回石川県不動産市況DI調査(基準日:平成28年10月1日、公表:平成28年12月13日)