令和2年度第3回不動産開業支援セミナー
2021.03.03令和3年3月3日(水)午前10時より石川県不動産会館において、三密対策を徹底し開催いたしました。
本セミナーは、宅建業の開業を検討している方を対象に、宅建業免許の申請方法や開業のノウハウ、事業展開のあり方、経験者の体験談をご紹介し、開業に向けた一助としていただくために開催するものです。
同日は、開業を目指す13名(11組)が参加され、いずれの皆様も大変熱心に聴講し、積極的にご質問等もいただきました。
セミナーでは、最初に当協会事務局より「不動産業や宅建業の形態」や「宅建業の免許申請から開業までの流れ」、「当協会の事業内容」、「統計情報から見る石川県の状況」をご説明させていただきました。
次いで、日本政策金融公庫 北陸創業支援センターの棚橋隆博 所長より「開業に向けた融資制度」や「計画書作成のポイント」、「宅建業を開業した場合の資金計画」についてご説明いただきました。融資を利用しない場合であっても開業を成功するためには、楽観的な売上に基づいた収支計画ではなく、コロナ禍における厳しめの収支計画を行い、事業を継続するための構想や運転資金の確保が重要であるとご説明いただきました。写真:棚橋所長(開業に向けての資金計画)
また、はくさん信用金庫 営業戦略本部長の竹本博之 氏より「コロナ禍における県内の融資状況」についてご説明いただきました。不動産業は他業種より開業時の初期費用が安価に抑えられる点や、不動産業者に対する融資状況が明るいなど、開業を後押しいただけるトピックをご提供いただきました。
当協会人材育成委員会の高澤和浩委員長(常務理事)並びに 吉澤啓爾委員(理事)より、自身が業界に入ってから現在に至るまでの体験談をご紹介させていただき、バブル期やリーマンショック時などの苦しい時代を乗り越えてきた経験者としての助言がなされました。最後のプログラムとして、質疑応答や意見交換を兼ねた相談会も対応させていただきました。